古いもの × 古いもの = 新しいもの
元々はオーナーさんのご両親が、登山に来たお客様に登山用品や、うどんなどの飲食を提供していた小さなお店。
閉店してからは長い間、使われることなくシャッターを下ろしていました。
そんな小さな古い小屋は、千早赤阪村を愛する人々の手によって外観をそのままに店内を約3年かけてリノベーションしました。
その材料も家を解体したときに出た廃材を利用しています。
誰も見向きもしない古い小屋と捨てられるはずの廃材は、おしゃれにリノベーションされ再び命を吹き返しました。
その空間はまるで絵本の中のようです。
棚田から
この建物が建てられる57年前は棚田でした。
ご家族が所有していた棚田だけでは家族全員が1年間食べるだけのお米が採れなかったそうで、オーナーさんが子供のころは白米に麦を混ぜて食べていたそうです。
昭和40年に国道が千早地区を通ったことで、一番上にある棚田にお店をオープンさせました。
そのため窓からは、自然豊かな里山を見ることができます。
時の流れを見つめて
幼少のころは棚田に、それが登山用品販売や飲食店になり、今では風変わりな飲食店。
オーナーさんはどんな店に生まれ変わるかを想像もつかなかったそうです。
この店が流行って、それぞれの店長さんに喜んでもらいたい。
オーナーさんは新しいお店と店長さんをとても大切にされていて、よく訪れてはお店の雰囲気を楽しんでおられます。
日替わり店長
もぐらの寝床では毎日店長さんが違います。
個性豊かな店長さんが日替わりでお店を運営し、こだわり抜いたお料理を用意しています。
毎日来ても違うお店にいるようです。
それぞれの“こだわり”をゆっくり楽しんでいただきたいです。
写真は、土曜日のスイーツ
「オートミールの蒸しケーキ アイスクリームとフルーツ添え」800円です。
2つのイベントスペース
一階のスペースは外から入れる広めの入り口と、店内と繋がる入り口があります。
大きな窓でとても明るい雰囲気のスペースで、展示室におススメです。
物販もできます。
二階のスペースは昭和レトロな和室になっており、雰囲気がガラッと変わります。
こちらはワークショップにおススメです。
手作りのピザ釜
土曜日の店長さんの手作りの石釜は、ピザがおいしく焼けるために趣向を凝らして作られています。
薪をくべると勢いよく炎が上がり、石窯全体に熱が伝わりその温度は400度近くに達します。
石窯の中でピザを丁寧に回転させ、一枚一枚丁寧に7分ほどかけて焼いていて、外はカリッ!中はモチッ!となります。
ピザの生地やソース、具材は店長さんによって変わるので何度も訪れたくなります。
2022年7月現在、ピザ職人さんが来られるのは土・日・月の3日間です。
写真は土曜日の店長さんの
「ジェノベーゼ」1,000円。
金剛山の水
千早赤阪村の千早地区の水道水はどこでも金剛山の水なので、おいしい天然水を使ったお料理や飲み物を味わえます。
もぐらの寝床の外には、金剛山の水が直接流れる天然の水道があり、手を洗うことができます。
店舗情報
店舗名 もぐらの寝床 営業時間 11:00-16:00 定休日 金曜日 住所 大阪府南河内郡千早赤阪村千早980 連絡先 なし 駐車場 Pあり(平日無料・土日祝は有料(一日600円)) WEB Instagram Facebook